【賀詞交歓会】
大阪ゴム工業会、「愚直にゴムを極める」
その他 2019-02-05
大阪ゴム工業会(会長・新田元庸ニッタ社長)は1月28日、大阪・梅田のザ・リッツ・カールトンで賀詞交換会を開催、正会員、賛助会員、来賓ら約100人が出席した。
冒頭、新田会長が新年のあいさつに立ち「昨年は大阪北部地震、西日本豪雨、台風21号と自然災害が続いた。被災した方も多いと思う。お見舞い申し上げる。
日本ゴム工業会の集計によると、昨年の新ゴム消費量は前年比3%増となった。企業も業績に恵まれ投資も増えた。株価が一時的に下がったが、おおむね順調な1年だったと思う。年末には大阪万博が決定し、経済効果が2兆円とも言われており、東京五輪後の、景気の起爆剤として期待している。
さて今年はどういう1年になるのか。5月に新天皇陛下が即位され、新元号に改元される。6月には大阪でG20が行われ、9月にはラグビーワールドカップも開幕される。
そうした中で、昨年末から景気の減速感が出てきた。これからどうなるか懸念されるが、『井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さ、深さを知る』ということわざがある。景気が厳しくなったその時には、我々はゴムの専門家として、愚直にゴムを極めるのが本来だろう。しっかりとユーザーニーズを深堀りし、研究開発に取り組んでいければ乗り越えられると考えている」と話した。
つづいて来賓を代表して乾杯のあいさつに立った西部工業用ゴム製品卸商業組合の岡浩史理事長(岡安ゴム社長)が「昨年は『平成最後の何々』というのがとても多かったが、5月には新しい元号に代わるので、どちらかというと『世の中、新しくなるよ』という雰囲気をテレビでも発信して欲しい。平成という元号はデフレというイメージが強いので、次の元号では、昭和後半の高度成長期のような景気状況に戻ってくれないかなと期待している」と話し、高らかに杯を上げ懇親に入った。中締めは石野政治副会長(TOYO TIRE常務執行役員)が行い散会した。
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