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自動車部品のデザイン自由度とプロセスの効率化に貢献

東レ・ダウコーニング、液状フロロシリコーンゴムに新製品

原材料 2017-03-28

 東レ・ダウコーニングは3月28日、硬さの異なる液状フロロシリコーンゴム「Silastic FL 60-9201 F-LSR」および「Silastic FL 70-9201 F-LSR」を発売したと発表した。

 両製品は液状射出成形機(LIM)での生産に対応した製品。同社では従来から硬さ20度および30度の製品を販売していたが、性能やコスト面での市場ニーズに対応する製品として、硬さ60度および70度の高硬度タイプをこの度発売するもの。

 これにより多くの自動車用部品でLIMプロセスの検討が可能になり、生産時間の短縮、バリレス成形、製造ラインの無人化により生産性改善に貢献する。

 今回発売した2製品は、Oリング、ダイヤフラム、メンブレンなどに使用される高硬度タイプ(60度、70度)の製品で、従来のミラブルタイプのフロロシリコーンゴムと同様の用途に使用が可能となっている。

 ■Silastic FL 60-9201 F-LSR=複雑な形状の成形に対応し、ダイヤフラム、メンブレンなどに使用、LIMに対応

 ■Silastic FL 70-9201 F-LSR=コンプレッションセットに優れ、Oリングなどへの使用、LIMに対応

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