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1月22~24日

ダウ、第17回オートモーティブワールド2025に出展

工業用品 2025-01-21

 ダウは1月22~24日まで、東京ビッグサイトで開催される「第17回オートモーティブワールド2025」において、ダウ・東レおよびダウ・ケミカル日本の共同チーム、MobilityScienceとして出展し、車両のライフサイクル全体を通じて低炭素未来を推進する専門知識、コラボレーションおよび技術製品を展示する。

 展示会では、MobilityScienceのプレジデントであるジェニファー・ケンプ氏が「サステナブルなモビリティの未来:電動化とELV循環への挑戦」と題したセミナーを1月23日15:00~実施。バッテリーの安全性と性能要件の達成、走行距離の不安と充電速度の問題への対処、性能を犠牲にせずに製品の二酸化炭素排出量を削減する方法、熱硬化性樹脂と熱可塑性複合材料のリサイクル方法など、サステナビリティの課題に取り組むダウのアプローチについて紹介する。

 展示ブースではeモビリティへの変革を推進する製品を展示。複雑な形状や狭い層間厚さに対するギャップフィラーやポッティングシステムなどの高放熱材料、金やフッ素樹脂などの接着が難しい材料に対して優れた接着性と反りを防ぐための優れたストレス解放特性を持つシリコーンホットメルトフィルムなど、安全で信頼性が高く、高性能な製品を展示する。

 また、スタイル、快適性、安全性を最適化し、サステナビリティも考慮した自動車内装材用の素材も展示。性能面で本革に匹敵するLUXSENSE シリコーン合成皮革や、軽量で低VOC、優れた色安定性と低炭素フットプリントを持つ、シートカバーの代替品EVOAIR ポリオレフィンエラストマー(POE)レザーソリューションなどを展示する。

 なお、同社ブースではカーボンナノチューブ(CNT)技術のパイオニアであるカーバイス社との初パートナーシップも紹介する。この戦略的コラボレーションでは、ダウのシリコーンにおける数十年の実績とカーバイス社の特許取得済みCNT技術を組み合わせ、サーマルインターフェースマネジメントの選択を簡素化する。

 また、もう1つのコラボレーションとしてジャガーTCSレーシングとのサステナブルモビリティの推進に関する取り組みを紹介する。

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