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夏タイヤは6月1日から、冬タイヤは9月1日から

ブリヂストン、国内市販用タイヤを値上げ

タイヤ 2017-03-28

 ブリヂストンは3月28日、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすると発表した。国内市販用タイヤの値上げは2011年以来6年ぶりとなる。

 対象となるのは国内市販用タイヤ(乗用車・バン用冬タイヤを除く)、チューブ、フラップ。値上げ時期は夏タイヤ、チューブ、フラップが6月1日から、冬タイヤが9月1日からとなっている。

 値上げ率(平均)は、乗用車・バン用タイヤ(夏)が6%、小型トラック・バス用タイヤ(夏/冬)が6%、トラック・バス用タイヤ(夏/冬)が8%、建設・鉱山車両用タイヤ(夏/冬)が10%、産業車両用タイヤ(夏/冬)が8%、二輪自動車用タイヤが6%、その他タイヤが8%、チューブおよびフラップが8-10%となっている。

 今回の値上げについて同社では、「昨年来、タイヤの主要原材料である天然ゴムをはじめ、合成ゴムなど石油化学系原材料の価格が高騰している。これらタイヤ原材料価格の高騰に対し、当社は生産性の向上やコスト削減などの企業努力を行ってきたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況であると判断し、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定した」としている。

 なお、乗用車・バン用冬タイヤについては、「引き続き状況を見極めていく」としている。

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