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シンガポールS-SBRの第2系列

日本ゼオン、今年後半から売上に寄与

原材料 2016-05-16

 日本ゼオンの子会社「ゼオンケミカルズシンガポール(ZCS)」における溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)製造ラインの第2系列分が、今年後半から売上高に寄与する。同系列はすでに完工。サンプル作りを行っている。

 完工した第2系列のS-SBR生産能力は、年3―4万トン。ZCSでは2014年4月に第1系列を竣工しており、今回の第2系列の完工によりZCSの生産能力は同6―8万トンに拡大した。

 第1系列はフル生産フル販売の状況で、第2系列についても「来年にはフル生産フル販売になる」(平川宏之取締役常務執行役員)見通し。4品種を生産する予定で、そのうち1品種のサンプル生産はすでに終了した。残る3品種についてもサンプル作りを進め、本格生産に繋げていく。今年後半から売り上げに貢献する見通しで、来年からは利益も本格化していく計画だ。

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