首都圏の立地優位性を活かし、世界に向けた技術発信拠点に
日本ゼオン、川崎市拠点内に新たな共創イノベーション施設を建設へ
原材料 2024-04-24
日本ゼオンは、川崎臨海部に立地する川崎工場と総合開発センターの敷地内に、社内外に開かれた新たな共創イノベーション施設の建設を決定した。敷地面積は約4,000平方メートル、建屋延床面積は 約2万3,000平方メートル(8階建)で、2026年度の完工を目指す。

外観イメージ
同社は、首都圏に位置する両事業所の立地優位性を活かし、世界中の顧客やパートナー企業と共創する空間を提供し、保有するコアテクノロジーとの融合を図ることで新製品開発を加速する。また、同施設を起点として、この地をイノベーション発信の中心とし、川崎工場を「研究開発型工場」としていく。

社内外との交流を促す場づくり
同施設には、工場の心臓部である中央コントロール室、先端素材の研究室、同社最大規模の顧客共創オープンラボなどが同じ建物内に共存するだけでなく、工場と研究所の社員が同じフロアで執務し、「集える場所」「偶発的な出会い」を実現する、今までにないボーダーレスな空間となる。
■主な機能と設備
◇社外共創の機能・設備=顧客との共創により高速、高信頼性の製品開発が可能なオープンラボ/近隣研究施設やスタートアップとの共創研究室
◇社内連携の機能・設備=組織横断のコミュニケーションとイノベーションを促進するコラボレーションスペース/事業環境変化にも柔軟に対応できる可変性をもったラボ
◇社員が誇りを持ち、働きたくなる場づくり=ワークシーンにより仕事の場所を選択できる、快適で効率が上がるオフィス/オンとオフを切り替え、リフレッシュできる食堂(おいしく・楽しく・くつろぐ空間)
◇災害対策や省エネの機能・設備=耐震性と津波リスクを考慮して配置する工場中央コントロール室/防災センター/地域避難所/高効率設備や太陽光パネルの導入による省エネと創エネ
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