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製造効率、コスト競争力を確保

テクノポリマーとUMG ABSがABS事業を統合へ

原材料 2016-05-16

 JSRと宇部興産、三菱レイヨンは5月9日、ABS樹脂事業の経営統合の交渉に関し、基本合意したと発表した。合併比率、統合会社の商号等は今後詰める。

 経営統合するのは、JSRの100%子会社であるテクノポリマーと宇部興産、三菱レイヨンが50%ずつ出資するUMG ABS。

 自動車部品等に使用されるABS樹脂は、顧客の海外進出や規模に勝る海外勢などにより、国内外の事業環境は厳しさを増している。そのため統合することで、国内への安定供給と海外での拡販に向けた製造効率とコスト競争力を確保する。

 テクノポリマーは、三重県四日市に年産25万トン、UMG ABSは広島県大竹に同5万トン、山口県宇部に同10万トンのABS樹脂製造設備を有しており、統合後は同40万トン、売上高で約850億円規模になる。

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