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令和5年度 「革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型)」

日本ゼオン参画の研究開発テーマ、日本医療研究開発機構に採択

原材料 2024-04-02

 日本ゼオンが産官学で取り組む「バーサタイル CD34 陽性細胞を用いた超個別化医療の実現」が、日本医療研究開発機構(AMED)の令和5年度 「革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型)」に採択された。

 同テーマは、日本ゼオンと神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野造血幹細胞医療創成学部門宮西正憲特命教授(研究代表者)、同大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター黒田良祐センター長(兼大学院医学研究科外科系講座整形外科学教授)、同大学未来医工学研究開発センター村垣善浩センター長(兼大学院医学研究科医療創成工学専攻 副研究科長・教授)、日本精工、イクスフローらとともに取り組むもの。

 再生・細胞医療・遺伝子治療開発に関する国内の状況として、治療を待つ小児や高齢者などへ安全性の高い長期的な効果を求める治療ニーズがある。それを実現するために、神戸大学を中心とした研究開発拠点において産学連携でグローバル展開を目指したチームを構成し技術開発を進め、個人差の可視化、治療効果の最大化、細胞製造の最適化を通じて、個別化医療(個々人の体質の違いを遺伝子やたんぱく質などの分子レベルで把握することで、病気の原因遺伝子の特定だけでなく治療薬の有効性や副作用リスクを予測し、個々に適した治療を提供すること)の社会実装の実現を目指す。

 また、2025年度末までにコンソーシアム、自家細胞特化型医療研究開発統合センター(CIRDAC)を設置し、2026年度以降は社会実装に向けた研究開発を開始する。

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