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16年上期の世界新ゴム消費量

1358万トンで1.1%増

原材料 2016-10-03


 IRSG(国際ゴム研究会)が、このほどまとめた16年上期(1―6月)の世界新ゴム消費量は、1358万5800トンで前年同期比1.1%増加した。上位10カ国では中国など5カ国が増加、米国など5カ国が減少した。これまで大幅な伸びを示していた中国が減速し、前年同期比0.2%増と僅かな増加にとどまった。日本は同2.6%減。消費量でインドに抜かれ4位となった。景気低迷が深刻なブラジルは同5.6%減と落ち込んだ。

生産量は天然、合成ともプラスに

 新ゴム消費量
 16年上期の新ゴム消費量を国別でみると、中国は447万2700トンで前年同期比0.2%増となった。景気低迷の影響もあり、伸び率が縮小傾向にあるが、中国の新ゴム消費は依然として旺盛で、世界に占める割合は32.9%。世界の新ゴム消費量の3分の1を中国が消費している。

 新ゴム消費量2位の米国は141万500トンで同0.5%減。15年の上期は経済活動の好調を反映し増加した。好調だった前年同期との比較なので、微減したものの堅調といえる。

 3位のインドは80万2600トンで同4.1%増。年々新ゴム消費量を減らしている日本をついに抜いた。日本は大口需要先である自動車の国内生産台数減少などにより、新ゴム消費量が低迷した。

 5位のタイ(同6.6%増)や7位のインドネシア(同14.7%増)は、消費量が大きく伸びた。自動車、二輪車、タイヤ産業を中心に日系や外資の進出が旺盛で、東南アジア勢の新ゴム消費量は、近年順調に伸びている。

 天然ゴム生産量
 16年上期の世界の天然ゴム生産量は555万3000トンで前年同期比1.2%増となり、半期ベースで2年連続のプラスとなった。

 国別では1位のタイが197万6200トンで同3.5%増、2位のインドネシアが161万1400トンで同0.4%減。タイ、インドネシアの上位2カ国で64.6%を占めた。また前年同期に10位だったスリランカ(同5%減)が11位にダウン、カンボジア(同4.1%増)が10位にランクインした。

 上位10カ国のうち、前年を上回ったのはタイ、ベトナム、コートジボアール、ブラジル、ミャンマー、カンボジアの6カ国。急激に生産量が拡大したベトナムは5.3%増とやや落ち着いた数字に。コートジボアールは12.8%増と2ケタの伸びを示した。

 合成ゴム生産量
 16年上期の世界の合成ゴム生産量は733万7000トンで前年同期比1.0%増。前年同期に4位だった韓国が5位にランクダウンし、ロシアが4位にアップ。また10位だったタイが11位にダウン、11位だったイタリアがトップ10入りした。

 生産量上位10カ国では、3位の日本(同6.5%減)、5位の韓国(同4.1%減)、9位のブラジル(同21.8%減)が減少。

 1位の中国は142万2600万トンで同5.1%増と大幅に伸びた。7位の台湾も同8.2%増と伸び率が大きかった。

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