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17年11月期業績

川口化学工業、ゴム薬品は国内・輸出とも伸長

原材料 2018-02-05

 川口化学工業がこのほど発表した17年11月期業績は、売上高が70億300万円で前期比8.8%増、営業利益が2億6,500万円で同179.9%増、経常利益が2億5,800万円で同201.6%増、当期純利益が1億7,900万円で同422.9%増となった。

 部門別売上高では、ゴム薬品は43億1,900万円で同9.9%増。国内は自動車の生産・販売が増加傾向で推移するなか、ゴム製品の需要増に対応するとともに、加硫促進剤や老化防止剤などの主力商品の拡販に注力。ゴム向け新規製品の提案活動を積極的に行った結果、工業用製品・タイヤ向け、合成ゴム向け薬品は、数量金額ともに前期を上回った。輸出は東南アジアの回復傾向が継続し、需要の拡大に対し拡販努力を行った結果、数量金額ともに前期を上回った。

 樹脂薬品は7億5,700万円で同3.1%増。国内は輸入品との競合で、品目により増減はあったものの、主要品目で販売数量を伸ばしたことで増収。輸出は中国などの既存顧客が回復傾向となったことや為替円安により、数量金額ともに前期実績を上回った。

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