18年3月期第3四半期業績
日本ゼオン、汎用ゴムの販売が海外で大幅増に
原材料 2018-02-05
日本ゼオンの18年3月期第3四半期(17年4-12月)業績におけるエラストマー素材の売上高は1,460億円、前年同期比22%増となった。このうちゴムは1,041憶円、同29%増、ラテックスは145億円、同14%増、化成品は255億円、同6%増となった。
販売数量ではゴムが26万7,000トン、同19%増、ラテックスが9万7,000トン、同12%増、化成品は9万5,000トン、同2%増となった。
ゴムはタイヤ向けの汎用ゴムが前年同期比24%増加した。国内向けは横ばいだったが、海外が同43%増となった。また特殊ゴムは全体で同5%増となり、国内は2%増、海外は6%増となり、米国のシェールガス掘削リグ向けなどが活況となった。特殊ゴム比率は数量ベースで前年同期31%だったものが27%に、金額ベースで同56%が51%となっているが「汎用ゴムの販売増が目立つ中で、特殊ゴムの実需も伸びている」(同社)状況だ。また、ラテックスは手袋用途や樹脂改質用途が堅調に推移した。
通期業績予想を上方修正へ
日本ゼオンは1月31日、18年3月期連結業績予想の上方修正を発表した。18年3月期第3四半期(17年4-12月)で売上高2,510億1,700万円、前年同期比19.2%増、営業利益306億8,000万円、同42.0%増、経常利益328億5,500万円、同48.0%増をはじめ各セグメントにおいても増収増益決算とし、売上高、営業利益、経常利益は過去最高となったことを踏まえたもの。
それによると、売上高を3,350億円(前回予想3,250億円、増減率3.1%増)、営業利益390億円(同350億円、同11.4%増)、経常利益420億円(同380億円、同10.5%増)としている。一方、当期純利益については減損損失を計上し130億円(同250億円、同48.0%減)と予想、修正した。
-
エレクトロニクス用途を中心に...
日本ゼオン、結晶性シクロオレフィンポリマーの新製品を上市
原材料 2021-02-18
-
1月から営業開始
日本ゼオン、瑞翁貿易(上海)が深圳に分公司を設立
原材料 2021-02-02
-
JSR、日本ゼオンのエラストマー...
合成ゴムの業績、第3四半期(10~12月)に急回復
原材料 2021-02-01
-
医療機器への応用目指す
日本ゼオン、単層CNT用いたシリコーンマスターバッチ開発
原材料 2021-01-26
-
Change is Chanceと捉え企業価...
【新年トップインタビュー】日本ゼオン社長 田中公章氏
原材料 2021-01-01
-
【特集】合成ゴム
日本ゼオン、汎用、特殊とも下期は90%程度の水準
原材料 2020-12-24
-
【人事】
日本ゼオン(12月1日)
人事 2020-12-02
-
2021年3月期第2四半期業績
日本ゼオン、エラストマーは減収減益も黒字確保
原材料 2020-10-30
-
「元気に働く」職場作りが評価
ゼオンオプトバイオラボ、安全衛生表彰を受賞
原材料 2020-10-29