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今年中には完了予定

ゼオンケミカルシンガポール、S-SBRの生産切り替え遅れる

原材料 2018-02-05

 日本ゼオンは1月31日に発表した18年3月期第3四半期(17年4-12月)業績で、シンガポールの連結子会社のゼオンケミカルシンガポールにおいて事業環境の変化に伴い長期事業計画の見直しを行った結果、同社が保有する固定資産(生産設備等)について減損の兆候が認められたとし、減損損失として147億円を特別損失として計上した。

 同社は省燃費タイヤ用S-SBRを製造しているが、損失の背景として、価格、単価が想定より低下したことが影響した。市場の競争とユーザーからの要請が単価を引き下げた。

 さらに徳山工場からシンガポールへの切り替えに遅れが出たことも影響した。この切り替えについては「今年に完了させ、また新しい油添グレードの生産についても現在サンプル評価いただいている。時間を要しているが、これについても今年に切り替えが始まり、来年には切り替えが完了する見通し」(平川宏之取締役常務執行役員)。

 また、切り替え後の徳山工場については「新しい開発ポリマーの拠点として活用していく。住友化学との合弁のZSエラストマーでS-SBRの販売を開始しているが、現在両社の技術を融合した新しいポリマーを開発中で、試作段階かも知れないが18年にはスタートさせたい」(同)と徳山工場の能力を有効活用していく方針だ。

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