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3月13日、台東区民会館で

建築ガスケット工業会、「令和7年度第2回技術セミナー」を開催

工業用品 2026-03-24

 建築ガスケット工業会(二瓶修和会長=富双ゴム工業社長)は3月13日13時45分~16時45分の間、台東区民会館(東京都台東区)で今年最初となる「令和7年度第2回技術セミナー」を開催した。

あいさつする二瓶会長


 冒頭二瓶会長が「当工業会の従来のセミナーでは、技術的なテーマの講演内容が大半だったが、今回は安全対策やカーボンニュートラルをテーマにした講演となっている。どちらも大事なテーマとなっているので、講演内容を是非とも日頃の業務に活かしてほしい」とあいさつした。

 セミナーではまずYKKや富山県労働基準協会などで労働安全関連業務に携わった経験を活かし、現在は北星ゴム工業で安全衛生業務を担当する辻利彦顧問が「“安全は企業の礎”に込められた想い」と題した講演を行った。

 辻顧問は、「厚生労働省が公表した2024年の労働災害発生状況は、死亡者は過去最少であったものの、休業4日以上の死傷者は4年連続で増加しているのが現状で、特に建設従事者の墜落や転倒が多くを占めている。この労働災害に関して国や事業者、もちろん現在勤めている北星ゴム工業においても、労働環境改善など様々な対策を講じている。しかし最も重要なのは、労働者自身が労働災害への意識を高め、未然に防止することだ」と説明した。

 続いて建築開口部協会の石積広行住宅防火部長兼性能向上部長が「カーボンニュートラルに向けた国土交通省の動きとライフサイクルアセスメント(LCA)評価の義務化に対する当協会の対応」の演題で講演を行った。

 石積部長は、「LCAとは、建築物を構成する各部材・設備の製造・施工・使用・解体に至るまでの建築物のライフサイクル全体において発生するカーボン(CO2)を算定・評価するもの。

 建築物のライフサイクルカーボンは、資材製造段階・施工段階で発生するアップフロントカーボン、設備使用段階で発生するオペレーショナルカーボン、解体段階で発生するエンボディドカーボンに大別され、使用段階での排出が5割、資材製造を含む建設段階で3割程度が目安。

 従来の省エネ施策は、建築物使用段階のエネルギー使用量の削減を狙ったものであり、LCAはライフサイクル全体で評価する点や、CO2排出量に換算して評価する点が異なっている」と説明した。

 この建築物のLCAが求められている背景には、「世界のCO2排出量のうち建築物関係は37%を占めており、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、一層の削減努力が必要とされる」と説明した。

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