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ホテル阪急インターナショナルで

日本ゴム工業会、第30回幹事会を開催

工業用品 2023-11-06

 日本ゴム工業会は10月27日、大阪府大阪市のホテル阪急インターナショナルで「第30回幹事会」を開催した。

第30回幹事会


あいさつする清水会長


 幹事会では冒頭、清水隆史会長(TOYO TIRE社長&CEO)が登壇し、「日銀短観等からみると、国内の経済状況は、全体としては緩やかに回復し、大企業・製造業の業況判断は改善傾向となっている。ゴム製造業と関連の深い自動車生産は、半導体などの供給制約が緩和され、回復傾向が顕著になっている。

 ゴム製品については、自動車タイヤは新車用が増加しているものの市販用は厳しく、自動車部品が主力となる工業用品では、ゴムホースは比較的堅調なものの、履物類やゴムベルトは前年を下回り、全体では製品毎にバラつきがある状況だ。国内のゴム製品の出荷金額は前年を上回っているが、原材料価格やユーティリティコストの高止まり、人件費や物流費の高騰に対応できていないところも多々あるようだ。

 このような状況の中、我々がサステナブルな社会を作るためにどう振る舞い、どう責任を果たしていくのかという課題が目の前に提示されている。原理原則に基づき真摯にもの作りを行い、お客様に商品を届けることはもちろん、常に新しい技術を取り入れ、業界全体がより強靭に進化していくことで連帯、切磋琢磨していく必要がある。当会も可能な限り会員企業の声を吸い上げ、政府等に提言を行うなど、会員企業の役に立てる活動を行っていく」とあいさつした。

 また、NEDOのプロジェクトで九州大学と連携して取り組んできた水素ステーション用高圧水素ホース加速耐久性評価法規格案の策定について、今年から耐久評価性の精度向上を目指したさらなる5年間の新事業をスタートさせた具体的な活動内容についても言及。加えて、技能実習研修制度が法務省の有識者会議で発展的に解消され、人材確保と育成を目的とした新制度として次期通常国会に提出されることについて、今後は正確な情報を把握し、的確な対応が求められることについても語った。

西川正洋氏(西川ゴム会長)に受章の記念品を贈呈

 幹事会終了後には、令和5年春の褒章において、旭日小綬章を受章した西川ゴム工業代表取締役会長の西川正洋氏に記念品が贈呈された。今回の受章は広島県公安委員会委員長を務めるなど警察管理運営や、日本ゴム工業会副会長等を務めるなど産業振興への功績によるもの。

受章した西川正洋氏(右)と清水会長


 西川氏は1972年に西川ゴム工業に入社、86年に代表取締役社長、2017年に代表取締役会長に就任し、同社の発展に尽力した。社外では現在も中国ゴム工業協同組合理事長、広島県経営者協会会長、西川記念財団代表理事等を務める。日本ゴム工業会では、旧組織の日本ゴム工業会において、1991年から常任理事、2012年からは副会長として同会の一般社団法人化に尽力。新組織では現在まで理事を務め、これまで同会の発展・運営に多大な貢献を果たした。

 なお、贈呈式終了後には、大阪では4年振りとなる懇親会も開催された。

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