PAGE TOP

「formnext forum TOKYO 2022」で

ホッティーポリマー、取り外し式靭帯モデルを初展示

工業用品 2022-10-03

 ホッティーポリマーは9月27~28日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「formnext forum TOKYO 2022」に出展した。

 展示会では、同社が導入した世界初のシリコーン3Dプリンター「innovatiQ LiQ320」の造形サンプルの展示、MEX方式3Dプリンターでかつてない柔軟性を実現した特殊軟質フィラメント「HPフィラメント(スーパーフレキシブルタイプ)」の造形実演や、同社が取り扱うMEX方式や高解像度を誇るLCD方式光造形3Dプリンター「SmaPri sonic シリーズ」の実機とサンプルおよび同社オリジナルフィラメントである「HPフィラメントシリーズ」サンプルの展示を行った。

賑わいを見せる同社の出展ブース


 今回の展示で特に注目したのは、シリコーン3Dプリンターで作成した手術練習用の「取り外し式靭帯モデル」。

取り外し式の靭帯モデル


 従来モデルは、骨と靭帯が完全に繋がった状態だったため、一度練習で使用したモデルは全て廃棄されていたという。そこで、同社が骨と靭帯のモデルを分けて作成。ユーザーから「交換するのは靭帯のパーツのみで骨のパーツは再利用が可能なため、コストが削減できる」と喜びの声が寄せられているという。

 「人体のモデルは一般的な3Dプリンターで作成することが可能だ。一方で、シリコーンゴム製の取り外し式靭帯モデルは、当社が導入した技術がないと作成できない。これは当社の3Dプリンター事業の成功事例の1つだ」(堀田秀敏代表取締役社長)

 同社は11月8~13日に東京ビックサイトで開催される「JIMTOF2022 第31回日本国際工作機械見本市」にも出展する予定だ。同イベントは今回、初めて3Dプリンターのエリアが設定され、同社もそのエリアに出展する。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • とある市場の天然ゴム先物
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた