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【新年インタビュー】日東化工荒川良平社長

構造改革継続しさらなる利益体質へ

工業用品 2017-01-17


 ■新中期経営計画
 17年度から19年度を最終年度とした新中期経営計画をスタートします。当初は16年度から開始する予定でしたが、構造改革の実施により前提状況が大幅に乖離したため、開始時期を遅らせました。現在は内容を策定中です。

 策定にあたっては各部署から課長以下の若手社員を抜擢、20人ほどのチームを結成し進めています。当社のこれからを担う社員に、当事者意識を持って会社の将来像を描いてもらうことが狙いです。昨年の6月から9月までに一泊二日の合宿を9回ほど行い、内容を詰めてきましたので、完成次第発表する予定です。

 ■期待する製品
 前年の販売が好調だった「クッションマット」と「ブラックターフ」に期待しています。「クッションマット」では、特殊樹脂を塗布することで表面強化した「クッションマットコーティング」が成田空港第3(LCC専用)ターミナルに採用されたことで注目度が上昇しました。最近では、ゴムのソフト感を備える意匠性が評価され、イベント会場等の床材や壁材に使用されるなど展開の幅を広げています。

 ■海外拠点の状況
 海外拠点として、ベトナムの関連会社「ペンテック」があります。ペンテックでは、主にゴムリングなどのゴム成形品の製造・販売を行っており、当社への輸出が販売の中心です。販売は概ね堅調に推移しており、16年12月期は黒字を確保できる見通しです。

 国内市場が縮小していくことを鑑みると、長期的には海外展開を広げていかなければならないと考えていますが、まだ具体化はしていません。海外展開については今後の課題として検討していきます。

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