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6月19日に上場廃止へ

日東化工、株式併合や自己株式消却を実施

工業用品 2023-05-09

 日東化工は5月8日開催の取締役会で、5月30日開催予定の臨時株主総会において、「株式併合、単元株式数の定めの廃止および定款の一部変更」について付議することを決議した。

 同社の普通株式併合を実施することで、東京証券所の有価証券上場規定に定める上場廃止基準に該当することになる。それにより、同社株式は5月30日から6月18日まで整理銘柄に指定された後、6月19日に上場廃止となる見込み。

 同社の普通株式に対しては、エンビプロ・ホールディングスによる公開買付が成立し、4月4日から筆頭株主となっている。株式併合は、エンビプロHDを日東化工唯一の株主とするためのもの。臨時株主総会で株主の承認を得ることを条件に、日東化工の62万6,000株を1株に併合することで、エンビプロHD以外の株主の所有する株式数は1株に満たない端数となる。

 また、日東化工では同取締役会で会社法第178条の規定に基づき、同社が4月19日時点で所有する全自己株式の消却を行うことを決議した。消却予定日は6月21日。前述の臨時株主総会で株主併合に関する各議案が原案どおり承認可決されることを条件に実施する。それにより、6月20日時点で日東化工が所有する全ての自己株式は消却される予定。

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