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2023年3月期業績

日東化工、売上高増も利益は大幅減

決算 2023-05-11

 日東化工の2023年3月期業績は、売上高が38億3,900万円で前期比11.0%増、営業利益が200万円で同96.3%減、経常損失が4,100万円(前期は1億800万円の利益)、純損失が9,000万円(同8,800万円の利益)だった。

 売上高は原材料・エネルギー価格の大幅な高騰に対し価格改定に取り組んでいることや、ゴム加工事業で新規案件の受注を獲得したこと等により増加。一方、利益は増収やコスト削減施策等による効果はあるものの、価格改定の浸透の遅れ等が響き減少した。

 セグメント別では、コンパウンド事業は売上高が20億200万円で同6.7%増。受注が堅調に推移し全体の業績を押し上げた。

 ゴム加工事業は、売上高が18億1,000万円で同16.0%増。ゴムシートで新規案件の受注があったことに加え、ゴムマットの受注が好調に推移したことが寄与した。

 なお、同社では6月19日に上場廃止となる予定のため、2024年3月期業績予想の公表は行っていない。

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