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2023年3月期業績

タイガースポリマー、日本は増収減益

決算 2023-05-10

 タイガースポリマーの2023年3月期業績は売上高が452億8,500万円で前期比10.8%増、営業利益が10億9,000万円で同14.8%減、経常利益が18億6,900万円で同4.0%増、純利益が8億1,600万円で同1.8%減だった。

 セグメント別では、日本は売上高が215億4,300万円で同3.4%増、営業利益が3億9,100万円で同43.8%減。自動車部品の販売は半導体不足等によるメーカーの減産で減少したものの、家電用ホース、ゴムシート類、ゴムマット類の販売が増加し、増収となった。一方、原材料価格の高騰や物流費等の上昇により減益となった。

 米州は売上高が181億1,600万円で同27.9%増、営業利益が1億4,800万円(前期は1億9,900万円の損失)。米国は、自動車部品、産業用ホースともに、円安による為替換算上の影響に加えて、販売価格改定の効果もあり、増収増益となった。メキシコの自動車部品は、販売が増加し増収となったが、原材料価格の高騰や諸経費の増加により減益となった。

 東南アジアは、売上高が33億400万円で同11.3%増、営業利益が2億2,700万円で同0.7%減。タイでは、自動車部品が円安による為替換算上の影響で増収となったが、原材料価格の高騰や金型売り上げの減少もあり減益となった。マレーシアでは、家電用ホースの販売増加により、増収増益となった。

 中国は売上高が59億4,500万円で同13.7%減、営業利益が2億1,900万円で同60.5%減。新型コロナによるロックダウンの影響もあり、自動車部品、家電用ホースともに販売が減少し、減収減益となった。

 2024年3月期業績は、売上高478億円で前期比5.6%増、営業利益22億円で同101.7%増、経常利益23億円で同23.0%増、純利益14億円で同71.5%増を見込んでいる。

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