2024年3月期第2四半期業績
タイガースポリマー、日本と米州は増収増益
決算 2023-11-08
タイガースポリマーの2024年3月期第2四半期(2023年4~9月)業績は、売上高が240億6,700万円で前年同期比10.1%増、営業利益が18億2,700万円(前年同期は2億2,100万円の損失)、経常利益が25億9,600万円で同243.3%増、純利益が18億5,600万円(同200万円の利益)だった。
セグメント別にみると、日本は売上高が106億7,500万円で同2.6%増、営業利益が5億200万円で同313.4%増。家電用ホース、産業用ホース、ゴムシート類の販売は減少したが、自動車部品の販売が増加した。
米州は売上高が109億5,600万円で同26.5%増、営業利益が11億9,700万円(同5億700万円の損失)。米国は自動車部品、産業用ホースともに販売が増加したことに加え、円安による為替換算上の影響もあり増収増益。メキシコは自動車部品が円安による為替換算上の影響があり増収となったが、人件費や諸経費の増加等により減益となった。
東南アジアは売上高が17億2,300万円で同10.4%増、営業利益が9,900万円で同12.7%減。タイは自動車部品のタイ国内や米州向け販売が増加したことや円安による為替換算上の影響等で増収増益。マレーシアは家電用ホースの販売が減少したこと等で減収減益となった。
中国は売上高が24億2,600万円で同17.6%減、営業損失が4,200万円(同1,000万円の利益)。自動車部品、家電用ホースともに販売が減少した。
通期業績予想を上方修正
同社は2024年3月期通期業績予想を上方修正した。中国では期初計画からの販売減が想定されるものの、為替レートが想定よりも円安に推移していることから、売上高は前回公表予想値を上回る見込み。利益面は主に材料費、労務費、物流費等を想定より抑えることができたことに加え、円安進行による為替換算の効果もあり、前回公表予想値を上回る見込みとしている。
■2024年3月期通期業績予想
◇売上高=480億円(前回予想478億円、増減率0.4%増)◇営業利益=30億円(同22億円、同36.4%増)◇経常利益=37億円(同23億円、同60.9%増)◇純利益=24億円(同14億円、同71.4%増)
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