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2024年3月期業績

タイガースポリマー、日本、米州、東南アジアは増収増益

決算 2024-05-15

 タイガースポリマーの2024年3月期業績は、売上高が478億6,200万円で前期比5.7%増、営業利益が31億9,400万円で同192.9%増、経常利益が42億8,600万円で同129.2%増、純利益が30億1,900万円で同269.9%増だった。

 セグメント別にみると、日本は売上高が219億3,000万円で同1.8%増、営業利益が9億9,400万円で同154.0%増。ゴムシート類・家電用ホースの販売は減少したが、自動車部品は半導体供給不足緩和により販売が大きく増加したことに加えて、産業用ホースの販売が増加した。

 米州は売上高が208億9,300万円で同15.3%増、営業利益が20億4,800万円で前年比約14倍。米国では、産業用ホースは、販売は若干減少したが、原材料費の減少や円安による為替換算上の影響などにより増収増益となった。自動車部品は、半導体供給不足緩和による販売増加と物流費などの諸経費減少に加えて円安による為替換算上の影響などがあり、増収増益となった。メキシコの自動車部品は、販売の増加などにより増収増益となった

 東南アジアは売上高が40億1,900万円で同21.6%増、営業利益が2億7,900万円で同23.1%増。タイでは、半導体供給不足緩和による自動車部品のタイ国内や米州向け販売が増加したことなどにより、増収増益となった。マレーシアでは、家電用ホースの販売が減少したが、原材料費の減少などにより、減収増益となった。

 中国は売上高が48億4,300万円で同18.5%減、営業損失が2億5,700万円(前期は2億1,900万円の利益)。中国では、EVシフトの影響などにより自動車部品の販売が減少したことに加え、家電用ホースの販売も減少した。

 2025年3月期業績は、売上高500億円で前期比4.5%増、営業利益34億円で同6.4%増、経常利益36億円で同16.0%減、純利益22億円で同27.1%減を見込んでいる。

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