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調達確保と安定供給に向けたあらゆる対応を進める

タイガースポリマー、十川ゴム、ユーシー産業が中東情勢の影響懸念を発表

工業用品 2026-04-06

 樹脂ホースメーカーによる中東情勢の影響懸念が、その他のゴム・樹脂関連メーカーにも広がってきた。タイガースポリマー、十川ゴム、ユーシー産業が、原材料調達と製品供給への影響リスクについて発表した。

 タイガースポリマーでは3月19日、同社が製造・販売する産業用樹脂ホースやゴムシート、押出製品について主要原材料などの入手遅延や供給不安のリスクが高まってきたことに言及。「現時点では、当社における原料調達の遅延など、短期での大きな影響は生じていない」としながらも、「調達価格の上昇がみられるほか、一部製品の供給遅延や納期変更が発生する可能性がある」ことに触れ、「今後の情勢のさらなる悪化や長期化による影響で、納期調整や価格改定が発生する場合には速やかにご連絡する」と表明した。

 十川ゴムは3月27日、「当社が使用する合成ゴム・樹脂・薬品類など一部原材料の入手について、各仕入れ先から遅延や価格上昇が発生する可能性について言及があった」と報告。「現時点ではあくまでも可能性のため、具体的な当社の生産対応および製品供給に重大な支障は生じていない」としつつも、「今後の情勢次第では、原材料の調達遅延、一部製品の供給リードタイムの延伸、生産計画の調整などが避けられない可能性がある」とし、原材料価格の急激な高騰が継続した場合には、「誠に不本意ながら、製品価格の改定を即時お願いせざるを得ない状況になる可能性もある」ことを示唆した。

 3月31日には、樹脂ホース・パイプメーカーのユーシー産業が、現時点では製品の供給に大きな支障は生じていないとしつつも、原材料の種類によってはすでに調達が難しくなりつつある状況も出てきていることについて触れ、「原材料の安定確保には限りがあるため、通常の受注数量を大幅に上回るご注文については、ご要望に沿えない場合がある。場合によっては、ご注文数量の調整、またはご注文自体をお受けできない可能性もある」状況を示した。

 3社ともに、今後の状況を注視するとともに、調達確保と安定供給に向けたあらゆる対応を進めていくとしている。

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