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【新年インタビュー】入間川ゴム清水佑樹社長

営業、社内制度両面で施策進める

工業用品 2017-01-17


 昨年6月に就任した清水佑樹社長のもと、17年度に新中期経営計画をスタートさせる入間川ゴム。「営業面や社内制度面で施策を進め経営基盤を強化していく」と清水社長は語る。

 ■2016年を振り返って
 昨年6月に社長に就任し、お客様の挨拶まわりや情報収集に追われ、あっという間に過ぎてしまったという印象です。結果的に外出が多くなってしまい、社内の課題への対応を後回しにしてしまったことが反省点です。17年度には新中期経営計画のスタートも予定しておりますので、その策定も含め、今年は社内の課題にも腰を据えて取り組んでいきたい考えです。

 ■16年度上期(4-9月)業績
 上期は前年同期比微減収となりました。売上高の70%ほどを占める主力のゴムシートは、特殊品の需要は概ね堅調でしたが、汎用品が全体的に伸び悩みました。地域別では、市場の大きい関東・関西地区の需要が伸び悩み全体では前年同期割れとなりました。一方で、比較的需要が安定しているゴムマットや、受注品が中心のゴム成形品はともに前年同期並みを確保しました。

 ■16年度通期業績に向けて
 通期業績は前期比3%増収を計画しています。ゴムシートは7-8月に大きく落ち込んだ以外はほぼ計画通りに推移し、4-11月の累計では前年同期並みとなっています。ゴムシートおよびゴムマットは、下期以降に建築・土木向けの需要増が期待できるため、落ち込みを挽回できるよう販売に注力し、計画達成を目指します。

 ■新中期経営計画
 17年度から新中期経営計画をスタートします。詳細についてはこれから詰めていく段階ですが、営業面や社内制度面で施策を進め経営基盤を強化していきます。特に売上高に占める割合の大きいゴムシートは、売り上げが景気に左右されやすい事業です。成熟産業のため、今後の大幅な市場拡大も望めないことから、ゴム成形品等の売上高を伸ばすことで依存度を低下させ、安定的な事業体制の構築を目指します。

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