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【新年インタビュー】バンドー化学吉井満隆社長

「新技術を製品化してビジネスに仕上げる」

工業用品 2017-01-06


 ■海外拠点の現況
 海外拠点は概ね堅調に推移しています。中国はこれまでの急成長から巡航速度に経済成長が減速しています。そうは言っても市場規模は大きく、フォローできていない分野もあります。営業体制の強化などで、拡販活動を加速させていきたいと考えています。近年大きく成長しているインド、ベトナムでは、インド南部のバンガロール、北部のグルガオンの2拠点の増強やベトナム工場の移転・拡張により、生産能力を増強していく計画です。ベトナムでは、2輪のほか4輪、一般産業、OA機器などの部品も生産していきます。

 ■国内工場への革新ライン導入
 国内では、加古川工場のコンベヤベルト生産ライン、足利工場のウレタンベルト生産ラインに設備投資を行い、革新ラインの導入を進めてきましたが、それぞれ6月と10月に稼働を開始しました。今年度は、南海工場でも革新ラインの導入を進めていく計画です。生産性の向上には“労働生産性”“資源生産性”“資本生産性”の3つがありますが、革新ラインは、この3点をすべて向上させるコンセプトです。

 ■自動車産業の革新的技術への対応
 短期・中期・長期の対応を考えています。短期的には現行製品の延長線上で、軽量化や低燃費性、耐久性など、機能性の向上をはかっていきます。中期的には、自動車の技術革新の途上でベルトの新たな用途開拓を行い、製品開発を進めていきます。長期的にはベルトにこだわらず、ベルトではない製品、当社が開発を進めている新製品・新技術を提案していく方針です。たとえば「放熱シート(高熱伝導シート)」などは、自動車分野で新たな需要を創出できそうな製品だと思っています。

 ■新製品・新技術開発の取り組み
 「テクノフェア」で当社の新規開発製品や開発を進めている新技術を紹介しましたが、来期はこうした新製品・新技術を製品化して、ビジネスに仕上げていきたいと思っています。たとえば伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」「加飾フイルム」「光学用透明粘着剤」などの新製品を何とか形にして、それを量産化につなげ、事業化していきたいと思っています。

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