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【企業特集】社会に貢献する新製品・新技術

バンドー化学、省エネベルトの活用による消費電力の削減を提案

会員限定 ラバーインダストリー 2024-03-13

 地球温暖化の進行によって,CO2排出量削減の意識が高まっている。製造業や大型施設を運営する事業者では、高効率ボイラーへの更新や、照明のLED化・太陽光発電システムの導入など再生可能エネルギーの導入が進み、ここ数年でさまざまな対策が講じられている。しかしCO2削減目標の達成に向けて、さらなる追加対策を模索している事業者が多いのも事実だ。そこで、バンドー化学では「省エネの課題 私たちがベルトの観点から解決いたします」とのテーマでサイトを立ち上げ、追加対策を模索する事業者に対して、省エネ伝動ベルトの活用による消費電力量の削減を提案している。

伝動ベルトにおける省エネの仕組み

 バンドー化学が提案する省エネ伝動ベルトの代表的な製品が「省エネレッド」「省エネパワーエース」「HFD System」の3点だ。これらの伝動ベルトはエネルギー損失を削減することで省エネ性能を実現している。

 そもそも、動力を伝える際にはエネルギー損失が発生してしまう。伝動ベルトのエネルギー損失の内訳は曲げ応力、軸受け抵抗、変形、弾性滑り、振動等によるものだ。

 曲げ応力とはベルトを曲げるために使われる力であり、伝動ベルトのエネルギー損失の中で一番大きなウエイトを占めている。伝動ベルトはプーリに巻き付くことにより曲げ変形する。
そのため曲げ応力による損失=「曲げロス」を低減させることで節電効果を生み出すということが、伝動ベルトにおける省エネの仕組みといえる。

 この「曲げロス」の低減に有効なのが

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