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【2018年賀詞交歓会】

大阪ゴム工業会、一喜一憂せず商売に邁進しよう

工業用品 2018-02-05

山内会長


 大阪ゴム工業会(会長・山内一郎ヤマウチ社長)は1月29日、大阪・梅田のザ・リッツ・カールトンで賀詞交歓会を開催、正会員、賛助会員、来賓ら約80人が出席した。

 冒頭、山内会長が新年の挨拶に立ち「昨年は政治大混乱、経済安定の不思議な一年でした。新年も株価は上がり景気はいい。私は若いころから賭け事というものは勝ったことなかったのですが、安倍さんのお蔭で数年前に買ったファンドが値上がり、処分して儲けがでた。すると野村証券の担当が来て新しいものに投資しろと言う。そしてこれからはインドですよと言う。訳の分からぬまま言うとおり買いましたが、もし5月の総会で私が体調不良で休みましたら、インドが下がったからと思ってください。

 さてトランプさんとキム・ジョンウンさんの言葉の戦争、英国のEU離脱やイスラム世界など不安定要素もあり、また日経平均の上下など一喜一憂はあるでしょうが、皆さんにはしっかり稼いでいただきたい。そう祈念しまして新年の挨拶といたします」とユーモアたっぷりに話した。

祖父江西部ゴム商組理事長


 つづいて来賓を代表して乾杯のあいさつに立った西部工業用ゴム製品卸商業組合の祖父江一郎理事長(さつき社長)が「ある商社から電子黒板の事業譲渡を受けた関係で広州にある会社を訪問する機会がありました。創業から12年で上場し、現在社員2000人、7割がエンジニア、平均年齢28歳。学食のような食堂で50歳の社長と話していると、さかんに事業譲渡の話をする。どんな風にしたらなどと聞いてくる。まだ頑張ってやりなさいよと言って別れたのですが、昨年末には43歳の後継者にCEOを譲ったと言う。そして祖父江さんは幾つまでやるんですかと聞くから74歳までと言っておきました。

 と言ったのは経産省が74歳までの人が75歳以上を支えなさいと提言している。これが日本の現状です。中国らしい若い伸び盛りの会社と、低成長の日本会社の会社の典型だなと感じた次第です。もっとも激変の時代ですから私が74歳になる8年後にはどちらが正解になるか分かりません。皆さんも元気で8年後をめざして頑張りましょう」と話し、高らかに杯を上げた。中締めは加貫順三副会長が行い散会した。

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