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【2018年賀詞交歓会】

日本免震構造協会、免震・制振構造は難しいを払拭

工業用品 2018-01-16

あいさつする和田会長


 日本免震構造協会(和田章会長)は1月10日、東京・元赤坂の明治記念館で新年賀詞交歓会を開催した。当日は会員および来賓、報道関係者など139人が出席した。

 会の冒頭、和田会長があいさつに立ち、「正月に日光に行って五重塔の心柱を見てきたが、スカイツリーと同じ構造であるとの説明があった。本来はスカイツリーが応用したものであって、スカイツリーと同じ構造と説明したほうが価値が出るのかと嬉しく思った。免震構造を語るとき、一般の建物と比較しながらどのように違い、どのように優れているか、ということは控えているが、やはり免震構造は圧倒的に良い訳で、その効果を広く知らしめたい。大きな地震の後は採用実績が上がるが、ほとぼりが冷めるとまた採用が進まないということにならないようにしたい。免震構造や制振構造について設計は難しいという先入観を払拭するキャンペーンを行いたい。また海外での活動についてはこれまでトルコ、ルーマニアに、昨年はマレーシア、インドネシア、インドと行ってきて意義深かった。今年はインドから来日されるし、ルーマニアとも引き続き関わりがある。トルコは病院が全て免震化されている。こうして免震技術が世界に広がっていくことは良いことであり、皆さんがまたさらに良いお仕事をされることを望んでいる」と述べた。

 続いて、淡野博久国土交通省住宅局建築指導課長が祝辞を述べ、森高英夫日本建築構造技術者協会会長が乾杯の音頭を取り歓談に入った。

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