本記事は月刊ラバーインダストリー6月号【創刊60周年記念特集】ゴム業界の持続可能性について考える①に掲載の記事です。



 複写機(OA機器)用ゴムロールをメインに製造を手掛けてきた東商ゴム工業(東京都・墨田区)。同社は現在、シリコーンゴム製の防災ホイッスル「雫音(しずね)」を開発し、その認知拡大と拡販に力を入れている。そもそも、なぜ同社が防災ホイッスルの開発に至ったのか。そして同社独自開発のシリコーンゴム「Artisan Silicone(アルチザンシリコーン)」の採用にこだわった背景や、開発時の苦労について、話を聞いた。

卸売りからスタートし、“とりあえずやってみる” の精神でゴムロール製造に着手

 シリコーンゴム製の防災ホイッスル「雫音」。軽くて柔らかく、衝撃に強いというシリコーンゴムならではの強みを活かした、“お守り”のようなホイッスルだ。

 そんな同製品の開発・製造を手掛けたのが東商ゴム工業。同社の創業は1966年、現社長末永大介氏の父親で、先代を務めた富夫氏が、工業用ゴム製品の卸商社としてスタートしたことがはじまりだ。

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