部品や人手不足、高齢化など課題
JRMが総会を開催
その他 2018-04-16
日本ゴム機械懇話会(JRM、会長/髙木康彦・関西ロール社長、会員21社)は4月11日、「第41回総会」を滋賀県米原市のエクシブ琵琶湖で開催した。総会では平成29年度の収支・会計報告が会計担当の玉置篤氏(小松原社長)から行われたほか、恒例の出席会員企業からの近況報告が行われた。
山中亨副会長(ミクロ電子代表取締役)の開会の辞を経て、髙木康彦会長(関西ロール代表取締役)があいさつに立ち「この日本ゴム機械懇話会も設立以来丸20年となり、私で3代目の会長となるなど歴史を重ねてきた。総会・例会がこうして開催されるたびに会員企業から毎回20人を超える方々が集まっていただけている。是非価値ある話をそれぞれが持ち帰っていただきたいと思っている。国内外の情勢はまさに変革の時期を迎えているようだ。現状我々を取り巻く経済環境は上向きと感じているが、10年ほど前のリーマン・ショックの時を考えてみると、例え現状が良くても中小企業の経営者は常に慎重で悲観的にならざるを得ないことがある。また一方で、働き方改革の対応や求人難を考えると、従業員の大切さを噛み締めなければならない。我々のユーザーは自動車関連、OA、半導体、メディカルなど幅広く、それぞれの専門的な話が聞けることを期待したい」と語った。
その後の総会では平成29年度の収支・会計報告が行われ原案通り承認された。
引き続き、恒例の出席会員企業からの近況報告に入った。
それによると会員企業の業績は概ね「横ばいから、増収増益」を示したり、その達成が見込まれている状況で、受注残もあって引き続き堅調に推移している様子だが、人手不足をはじめ外注先での高齢化やLMガイドに代表されるような部品不足などによって納期に遅れが出ていることが課題点としてあげられた。
国内需要においては新規拡張に伴う案件数はますます減少し、さらに中国・インド製のゴム用機械と見積もり競争となったり、リピーターにおいても既存の価格が残って利益を乗せていくのは難しい、などと報告があった。
総会終了後は、バスで国宝彦根城へ移動、「彦根城桜祭りと・ご城下にぎわい市」を観覧。外観の美しさと城本来の機能性である軍事面で優れている彦根城を堪能した。
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