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87会員の内71人(本人出席39人、委任状32人)が出席

中部ゴム商組、第45回通常総会を開催

商社 2024-05-20

 中部工業用ゴム製品卸商業組合(加藤已千彦理事長=カテックス社長)の第45回通常総会が5月13日、名古屋観光ホテル(愛知県名古屋市)で開催された。87会員の内71人(本人出席39人、委任状32人)が出席した。

あいさつする加藤理事長


 総会は大野裕副理事長(大野光社長)が司会を務め、まず物故者への黙祷が捧げられた。その後、加藤理事長が「昨年5月にコロナが5類に移行し約1年が経った。企業活動も日常生活もコロナ禍の行動規制があった時と比べ、随分正常化してきた印象がある。しかしながら、この1年を振り返ると、ロシアによるウクライナ侵攻は依然続き、中東情勢を不安定にするような衝突も起こり、これが石油などの高騰を招き、我々の事業活動に対しても原材料や電気代等の値上がりとして影響が出ている。4月からは運送業や建設業の残業時間規制が開始され、物流コスト悪化に繋がっている。円安と石油高騰のダブルパンチで、今年も原材料や梱包材等が高騰するのではと懸念しており、電気代やガス代の補助も打ち切られるため、コストアップに繋がる。

 また、賃上げが追い付かないような物価の上昇で、賃上げをしても生活が豊かにならないのが実状ではないだろうか。政府の効果ある対応策が見えない。加えて今年は選挙イヤーと言われ、欧州の議会選挙や米国の大統領選がある。この結果次第では、EUや米国の政策も大きく転換する可能性もあり、我々を取り巻く環境はなかなか厳しいと思われる。そうした中ではあるが、当組合は説明会や研修会を通じて、有益な情報を提供したいと考えている」とあいさつした。

 引き続き、議長に選出された澤田伸彦氏(岐阜ベルト社長)の議事進行のもと、①令和5年度事業報告について②令和5年度決算関係書類承認について③令和6年度事業計画案について④令和6年度収支予算案ならびに経費の賦課徴収方法案について⑤定款一部変更案について⑥任期満了に伴う役員改選について――が審議され原案通り可決した。定款一部変更では、従来2人としていた副理事長が1人以上3人以内に変更された。

中部ゴム商組役員


 役員改選では、加藤已千彦理事長、加藤龍雄副理事長(加藤ゴム社長)、大野副理事長が再任、新たに副理事長として家田高蔵氏(カジウラ社長)が選定され、副理事長は3人体制となった。

 また、令和6年度の主な事業計画としては、①経営に関する事業として、中小企業経営に係わる研修会の開催、法改正等の情報、ゴム業界に係わる情報収集や提供②教育・指導に関する事業としてマナー研修・営業社員研修・幹部社員研修等の質の高い教育指導③広報事業としては、会報「ひしょう」を通した広報活動の充実、組合運営の円滑化、活性化――等の活動をしていく方針。

愛三岐支部第43回通常総会を開催

中部ゴム商組愛三岐役員


 中部工業用ゴム製品卸商業組合・愛三岐支部(甲田昌史支部長=池内ベルト商工社長)の第43回通常総会は、中部工業用ゴム製品卸商業組合の通常総会の前に開催。61会員の内、49人(本人出席36人、委任状13人)が出席した。

 総会は木村憲藏副支部長(丸善社長)の司会で進行。

 冒頭、甲田支部長があいさつに立ち「支部長を務めた6年間の半分ほどは、コロナの影響でなかなか積極的な活動ができなかったが、令和5年度についてはすべての事業を行うことができた」とあいさつした。

 引き続き議長に選出された若松拓郎氏(若松商店社長)の議事進行のもと、①令和5年度事業報告について②令和5年度決算関係書類承認について③令和6年度事業計画案について④令和6年度収支予算案ならびに経費の賦課徴収方法案について⑤任期満了に伴う役員改選について――が審議され原案通り可決した。

 役員改選では新支部長に家田高蔵氏が就任し、副支部長は木村憲藏氏が再任するとともに、若松拓郎氏が新たに選任された。

 懇親会を開催
 中部工業用ゴム製品卸商業組合は通常総会後、賛助会員らも含め懇親会を開催した。懇親会では加藤理事長から役員が紹介され、引き続き川島健一理事相談役(川島商事社長)が乾杯の音頭を取り懇親会に入った。中締めは加藤副理事長が務めた。

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