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日本向けの戦略商品揃う、「日本は難しい市場だがチャレンジのし甲斐ある」

【新社長インタビュー】コンチネンタルタイヤ・ジャパン社長グレゴリー・メイ氏、さらなる成長を目指す段階へ

タイヤ 2017-06-14

グレゴリー・メイ氏


 コンチネンタルタイヤ・ジャパンの新社長に5月1日付でグレゴリー・メイ氏が就任した。37歳のメイ社長は「2014年に設立された日本法人はスタートアップのフェーズを終え、これからは安定した利益を生み出し、さらなる成長を目指す段階に移った」と、次のように日本市場での販売戦略を語る。

 ■これまでの経歴
 2007年に米国ミッチェル・マディソングループでマネジメントコンサルタントとしてのキャリアをスタートして以降、08年から英国ヴァンガード・ストラテジーでシニア・アソシエイトとしてコンサルティング業務に従事。10年から13年は英国ロイズ・バンキング・グループで小売投資ストラテジーなどを担当するマネージャーを務めた。

 ■2013年にコンチネンタルタイヤ入社
 コンサルタント時代に、あるプロジェクトに携わっていた時にコンチネンタルタイヤを知り、タイヤビジネスに興味を持った。コンサルタントは企業の様々な課題を解決・助言するのが主な仕事だが、今度は実体のあるモノを介しての仕事に就きたいと考え、コンチネンタルタイヤで働くことを決めた。入社後はポーランド、ハンガリーなどの中欧、スロベニア、セルビア、チェコなどの東欧エリアにおけるリプレイスメントタイヤビジネスの開発責任者として2017年までの4年間、当エリアの成長に大きく貢献してきた。

 ■日本法人社長に就任
 コンサルタント時代にコカ・コーラ社のプロジェクトの関係で5、6回来日したことがある。日本には大学時代から映画などを通して興味を持っていたので、コンチネンタルタイヤから日本行きを提示された時は嬉しかった。

 ■日本のタイヤ市場の印象
 日本国内のタイヤメーカーを筆頭に競合が多く、間違いなく難しい市場だと思う。コンチネンタルタイヤはまだまだシェアが小さいが、その分伸びる可能性も秘めている。チャレンジのし甲斐がある市場だとみている。

 ■成長への第2フェーズ
 日本法人設立から今年は4年目を迎えた。今年はいよいよ安定した利益を生み出す、成長を目指すための第2フェーズに入ったと捉えている。そこで今年以降は、①成長を遂げるための組織づくり、インフラづくり②プロダクト・ポートフォリオの確立③販売店・ユーザーとのより良い関係の構築、の3点に重点的に取り組んでいく。

 ■具体的な販売戦略
 これまで日本市場ではプレミアムカー向けの純正タイヤというイメージが強かった。しかし、現在はアジア向け、日本向けを意識したリプレイス用の戦略商品を揃えている。機能面でも快適性、静粛性、燃費性にフォーカスしたタイヤに力を入れている。日本市場のニーズに適した商品はラインアップできたので、今度はユーザー、販売店に我々の商品の良さを理解してもらいたい。ブランドの認知度を上げることも重要だが、コンチネンタルタイヤという技術に裏付けされた品質をわかってほしいので、この作業に時間を費やしたい。

 ■販売目標
 コンチネンタルタイヤはテクノロジーの会社だ。一度履いていただければ、ユーザーは次も必ず当社を信頼して選んでくれると、このように思っている。商品には絶対の自信があるので、販売店の協力を得ながら、今年はリプレイス市場で年間30万本の販売にチャレンジする。これは前年に比べて約20%の成長を目指すことになるが、達成は可能だとみている。

 グレゴリー・メイ氏の略歴 1979年10月8日生まれ、オランダ・ロッテルダム出身、37歳。ドイツ・フンボルト大学ベルリンで理学修士号、経済・経営科学修士号取得。オランダ・デルフト工科大学で理学修士号、電気工学修士号取得。

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