新会長に山本住友ゴム工業社長が選任
日本自動車タイヤ協会、定時総会を開催
タイヤ 2024-05-27
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は5月21日、同協会本部(東京都港区)で第56期定時総会を開催し新会長に山本悟氏(住友ゴム工業社長)を選任した。副会長には清水隆史氏(TOYO TIRE社長&CEO)が就いた。
同日行われた会長交代の記者会見で、山本会長は「タイヤに求められる役割は、安全と環境であることは不変だが、刻々と変化する社会からの要求を常に考え続ける必要がある。安全面では、タイヤに関わる国連規則の規定は、今後も強化される方向で議論されていくと思われる。当会ではこうした議論に参加し、我々の意見を反映させるべく、これまで以上に取り組んでいく。
また、タイヤの空気圧管理にはまだまだ課題がある。山石前会長が先鞭をつけたウェブを活用した効率的な普及啓発活動を進めていくことが重要だが、同時に対人接触に制約が残る中ではあるものの、路上でのタイヤ点検といったユーザーの皆様との直接の触れ合いも大切にしていきたい。私自身も会長として積極的に参加していく。
環境面では負荷低減の要求は年を追うごとに強まっている。最たるものがCO2削減だが、我々自動車関連事業者としても避けられない問題として、政府が掲げたカーボンニュートラルの目標達成に向けて最大限協力していく。
TRWP(タイヤ・路面摩耗粉塵)問題への対応も重要だ。国際的な自動車基準調和世界フォーラムであるUNECE(国際連合欧州経済委員会) WP29ではTRWP規制導入の方向で議論が進められている。(同会がこれまで取り組んできた)規制導入の前提となるタイヤ摩耗試験法の開発とその国際規格化を着実に進め、何としても完遂させていきたい」と抱負を語った。
■新役員体制
◇会長=山本悟(住友ゴム工業代表取締役社長)[新任]◇副会長=清水隆史(TOYO TIRE代表取締役社長&CEO)[同]◇専務理事=倉田健児◇理事=木水秀和(ブリヂストン常務役員)、國安恭彰(住友ゴム工業取締役常務執行役員)、中村善州(横浜ゴム取締役常務執行役員)、延澤洋志(TOYO TIRE執行役員)
◇監事=結城正博(横浜ゴム取締役執行役員)[同]、堤箸欣也(翼法律事務所弁護士)◇顧問=東正浩(ブリヂストン取締役代表執行役Joint Global COO)、清宮眞二(横浜ゴム代表取締役社長兼COO)
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