朝日ラバーは8月20日、独自開発した「ナノシート電極」が、繊維製品などの第三者試験機関、ボーケンガーメンテックの筋電位測定評価に採用されたと発表した。

ナノシート電極を手のひらに貼り付けた例

 ボーケンガーメンテックは、アパレルメーカーやスポーツ用品メーカー、作業服メーカーなどの衣料品や日用品の機能性・快適性評価を受託している。ナノシート電極は、その評価の一環として、筋電位測定(筋肉の活動量の評価)に使用される。

 この電極は、シート本体が厚み1,000ナノメートル(1,000分の1ミリメートル)以下、専用のケーブルを含む厚みが0.2ミリメートル以下と極薄ながら、一般的な電極と同等に電気信号を読み取ることが可能。朝日ラバーは、電極を貼っている感覚を忘れるほどの薄さにより、装着時の違和感が少なく、従来は困難であった靴や手袋などを身に着けた状態や、手のひら・足の裏などの凹凸が複雑な部位でも、自然な動きを妨げることなく筋電を測定できるとしている。

 こうした仕様が評価を受けて、今回の採用につながった。

 具体的な活用例は、靴の種類による歩行時の足裏筋活動の比較(安定性や踏み込みの違いの検証)、軍手や作業用手袋を着用してペットボトルを握った際の手のひら筋活動の比較(作業負担の検証)という。

 同社は、今後も独自技術を活かした製品展開を通じ、センシング分野および社会の発展に貢献していく考えだ。