2025年11月期第1四半期業績
川口化学工業、ゴム薬品は2.2%減収
決算 2025-04-11
川口化学工業の2025年11月期第1四半期(2024年12月~2025年2月)業績は、売上高が19億9,000万円で前年同期比0.5%減、営業利益が8,200万円で同21.6%増、経常利益が7,600万円で同14.3%増、純利益が5,600万円で同14.5%増だった。
セグメント別にみると、化学工業薬品事業は、売上高が19億8,000万円で同0.5%減、営業利益が7,400万円で同24.4%増だった。
化学工業薬品事業の部門別売上高をみると、ゴム薬品は11億4,600万円で同2.2%減。国内の工業用品向け製品は、主要老化防止剤の販売が低迷、自動車関連製品の販売は緩やかに回復したが減収。タイヤ向け製品は、顧客の堅調な生産活動により主力製品の販売が回復したことで増収。合成ゴム向けは、特殊ポリマー向け製品の販売は堅調に推移したが、汎用ポリマー向け製品の需要が低迷したことで減収。
海外向けは、東南アジア向けの汎用品は、低迷する市場の影響を受け販売が減少、合成ゴム向け製品は、需要が回復せず販売が減少、特殊製品の新規用途向け販売は順調に増加したが、全体では減収となった。
樹脂薬品は1億9,800万円で同5.6%減。主要販売先であるアクリル酸・アクリル酸エステルの需要が回復基調にある中、主要製品での海外安価品との競合もあり特殊形状品は販売が増加したが、汎用品は減収。電子材料関連向け製品は、中国での市場回復により増収となった。
中間体は1億8,300万円で同24.9%減。農薬中間体は、主力製品は増収。医薬中間体は、脱水縮合剤の販売は需要低迷の影響により国内、海外共に減収。界面活性剤中間体は、顧客の需要に一部回復傾向がみられたものの、全体としては減収となった。
その他は4億5,300万円で同24.2%増。電子材料用途脱水縮合剤は販売が増加したことで増収。特殊添加剤は、電子材料向け製品の販売は増加したが、特殊用途向け製品の販売は減少。環境用薬剤の販売は、顧客での需要増加に対応したことで増収となった。
不動産賃貸事業は、売上高が900万円で前年同期並み、営業利益が700万円で同0.4%減となった。
2025年11月期通期業績は、売上高90億円で前期比0.9%増、営業利益3億2,000万円で同15.4%減、経常利益3億2,000万円で同18.0%減、純利益2億2,000万円で同34.6%減を見込んでいる。
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