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2024年3月期業績

オカモト、産業用製品、生活用品ともに増収増益

決算 2024-05-14

 オカモトの2024年3月期業績は、売上高が1,061億2,300万円で前期比7.1%増、営業利益が100億4,000万円で同45.5%増、経常利益が120億8,700万円で同52.6%増、純利益が73億8,800万円で同51.0%増だった。

 セグメント別にみると、産業用製品は売上高が710億1,000万円で同10.8%増、営業利益が21億7,300万円(前期は500万円の損失)。

 一般用フイルムは、スポット案件の取り込みや価格改定で増収。工業用フイルムは、流通在庫滞留の解消傾向から一部需要が回復し増収。建材用フイルムは、市況の落ち込みがあったが、新規商圏の獲得や価格改定により増収。多層フイルムは、食品、医療用の受注が増加したが、工業材料用の需要が低迷し減収。壁紙は、価格改定と改定前の駆け込み需要により増収。農業用フイルムは、販売数量は前期を下回ったが、価格改定により増収となった。自動車内装材は、自工メーカーの生産台数が堅調に推移し、新規車種での採用もあり大幅増収。フレキシブルコンテナは、石油化学向けの需要が減少したものの、価格改定により微増収となった。粘着テープは、産業用の需要が減少し、コンシューマー向け販売も低調で微減収。工業テープは、流通在庫消化および中国市場の低迷の影響で減収となった。食品衛生用品のうち、ラップは業務用、小巻ともに新規導入があり増収となった。手袋は供給過剰による販売単価の下落で減収となった。食品用吸水・脱水シートであるピチット製品は、外食関連は回復基調だったが、水産関連で漁獲高が想定を下回り減収。研磨布紙等は、木工用の研磨布紙が得意先の在庫調整により減少したが、半導体向け研磨剤の売り上げが伸長し増収となった。

 生活用品は売上高が348億5,900万円で同0.3%増、営業利益が97億1,500万円で同12.5%増。

 コンドームは、新製品の販売促進、外出自粛の緩和、インバウンド需要の増加により増収。海外向けも引き続き堅調で増収となった。浣腸は、主要小売店からの受注増により増収。除湿剤は、年間では梅雨期間の降水量が多く店頭販売が好調だったため増収。カイロは、冬場の気温が高めで店頭販売が鈍ったため減収。手袋は、家庭用手袋は大手の新規導入があった前期と比較すると減収。医療向け手袋は政府による病院支援のための放出品との競合および競争激化により減収。産業用手袋の売上高は前期並みとなった。メディカル製品のうち滅菌器は、下期の需要の落ち着きにより減収。ブーツおよび雨衣のうち、ブーツは価格改定の影響で販売数が減り減収。雨衣は主要アイテム終売により減収となった。シューズは、各種取扱いブランドの整理を行い、継続ブランドについてはインバウンド需要の増加に加え2024年春夏物の受注が好調だったが、高級紳士靴はアジア諸国における生産体制が依然として不安定で納期遅延もあり減収となった。

 物流受託事業および太陽光発電事業を含むその他事業は売上高が33億4,200万円で同2.9%減、営業利益が3億4,300万円で同10.1%増となった。

 2025年3月期業績は、売上高1,110億円で前期比4.6%増、営業利益92億5,000万円で同7.9%減、経常利益104億円で同14.0%減、純利益67億円で同9.3%減を見込んでいる。

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