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2024年3月期業績

ポバール興業、総合接着・樹脂加工は減収減益

決算 2024-05-14

 ポバール興業の2024年3月期業績は、売上高が35億8,900万円で前期比0.7%増、営業利益が3億1,700万円で同13.7%減、経常利益が3億4,500万円で同9.8%減、純利益が1億8,500万円で同27.5%減だった。

 セグメント別にみると、総合接着・樹脂加工は売上高が29億2,400万円で同0.9%減、営業利益が3億7,100万円で同18.8%減。ベルト関連製品は主に自動車・鉄鋼業界向けの需要が底堅く推移。研磨関連製品は、次世代半導体用の研磨パッドの売り上げが拡大。一方で、ディスプレイ用の研磨部材は、需要回復の遅れに加え、得意先の在庫調整の影響で減少した。

 特殊設計機械は売上高が6億6,400万円で同8.0%増、営業利益が900万円(前期は2,200万円の損失)。国内全般の設備投資が依然として伸び悩むなか、主に食品向け加工機、メカニカルシールなどで新規顧客を積極的な開拓した結果、増収黒字転換となった。

 2025年3月期業績は、売上高34億7,000万円で前期比3.3%減、営業利益2億6,000万円で同18.2%減、経常利益2億8,000万円で同19.0%減、純利益1億3,800万円で同25.7%減を見込んでいる。

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