ポバール興業、ベルト関連製品は1.9％増収

　ポバール興業の2025年3月期（2024年4月～2025年3月）業績は、売上高が33億7,800万円で前期比5.9％減、営業利益が2億3,800万円で同24.9％減、経常利益が2億6,700万円で同22.5％減、純利益が8,000万円で同56.6％減だった。

　セグメント別にみると、総合接着・樹脂加工は、売上高が28億4,000万円で同2.9％減、営業利益が2億6,800万円で同27.9％減。ベルト関連製品は、主に自動車・鉄鋼業界向けの需要が底堅く推移した一方で、研磨関連製品は、ディスプレイ用の研磨部材が需要回復の遅れに加え、得意先が在庫調整に入った影響で減少した。

　製品別に売上高をみると、ベルト関連製品は16億200万円で同1.9％増。研磨関連製品は5億7,600万円で同26.4％減。樹脂加工製品は6億6,200万円で同16.5％増となった。

　特殊設計機械は、売上高が5億3,700万円で同19.2％減、営業利益が3,000万円で同233.3％増。メカニカルシールが増収となった一方で、食品向け加工機の受注が谷間となり減収となった。

　2026年3月期業績は、売上高36億1,000万円で前期比6.9％増、営業利益3億2,000万円で同34.2％増、経常利益3億4,000万円で同26.9％増、純利益2億1,000万円で同161.0％増を見込んでいる。