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2025年3月期業績

西川ゴム工業、売上高は過去最高を更新

決算 2025-05-14

 西川ゴム工業の2025年3月期(2024年4月~2025年3月)業績は、売上高が1,206億3,900万円で前期比2.3%増、営業利益が73億2,400万円で同11.7%増、経常利益が76億1,700万円で同14.6%減、純利益が39億5,700万円で同21.5%減だった。売上高は為替などが寄与したことで過去最高を更新した。

 セグメント別にみると、日本は、売上高が577億1,000万円で同3.5%増、営業利益が47億6,700万円で同8.9%減。売上高は自動車生産台数が前期比で減少したものの、同社受注車種の増加などにより増収。営業利益は内部統制強化プロジェクト対応のための支出や、賃金の引き上げなどが影響したことで減益となった。

 北米は、売上高が452億3,900万円で同5.4%増、営業損失が1億4,500万円(前期は17億1,200万円の損失)。売上高は自動車生産台数が前期比で減少したものの、同社受注車種および為替の影響などにより増収。営業利益は米国拠点の回復で前期よりも改善したが、メキシコ拠点の業績が影響したことで損失が継続した。

 東アジアは、売上高が110億2,500万円で同16.2%減、営業利益が3億6,500万円で同48.4%減。自動車生産台数は前期比で増加したが、同社受注車種が減少したことにより減収減益となった。

 東南アジアは、売上高が128億7,600万円で同0.2%減、営業利益が25億4,200万円で同5.4%増。売上高は自動車生産台数が前期比で減少したことなどにより減収。営業利益はインドネシア拠点の業績改善で増益となった。

 2026年3月期業績は、売上高1,100億円で前期比8.8%減、営業利益66億円で同9.9%減、経常利益80億円で同5.0%増、純利益42億円で同6.1%増を見込んでいる。

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