2023年3月期業績
住友理工、自動車用品は増収大幅増益
決算 2023-05-10
住友理工の2023年3月期業績(IFRS基準)は、売上高が5,410億1,000万円で前期比21.3%増、事業利益が178億7,000万円で同176.3%増、純利益が66億8,300万円(前期は63億5,700万円の損失)だった。
事業セグメント別にみると、自動車用品は売上高が4,802億8,100万円で同24.2%増、事業利益が147億7,400万円で同633.6%増。売上高は中国を除く地域で主要顧客の生産台数が増加したことに加えて、円安の進行による為替換算の影響もあり増収。事業利益は販売数量増加や原燃料価格高騰分の一部価格転嫁などにより増益となった。
一般産業用品は売上高が607億2,900万円で同2.7%増、事業利益が30億9,600万円で同30.5%減。プリンター向け機能部品や高圧ホースは、主要顧客の出荷台数減少などにより減収となったものの、インフラ分野における橋梁用ゴム支承の受注増加や円安の進行による為替換算の影響もあり、一般産業用品全体では増収となった。事業利益は、主に出荷台数減少、原燃料価格高騰などの影響で減益となった。
所在地セグメント別にみると、日本は売上高が2,063億円で同7.8%増、事業利益が20億円で同24.6%増。米州は売上高が1,473億円で同49.1%増、事業利益が31億円(同76億円の損失)。アジアは売上高が1,895億円で同13.0%増、事業利益が156億円で同4.6%増。欧州その他は売上高が613億円で同27.8%増、事業損失が25億円(同18億円の損失)となった。
2024年3月期業績は、売上高5,600億円で前期比3.5%増、事業利益200億円で同11.9%増、純利益68億円で同1.8%増を計画している。
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