2022年3月期業績
豊田合成、売上収益15.1%増に
決算 2022-04-28
豊田合成の2022年3月期業績(IFRS)は、売上収益が8,302億4,300万円で前期比15.1%増、営業利益が341億7,200万円で同6.3%減、純利益が233億5,200万円で同33.7%減だった。
セグメント別にみると、日本は売上収益が3,995億7,500万円で同11.6%増、営業利益が158億4,700万円で同31.2%増。自動車の半導体不足などによる顧客の減産はあったものの、LED関連ビジネスの拡大などにより増収。利益は定年制度の変更に伴う一時的な退職給付費用の減少などにより増益となった。
米州は売上収益が2,407億3,000万円で同18.3%増、営業利益が41億8,900万円で同69.7%減。前期のコロナによる減産からの生産が回復したことや為替影響などにより 売上収益は増収。利益は増販効果があったものの、原材料価格の高騰や自動車の生産量変動に柔軟に生産対応できなかったコスト負担、前期の政府補助金の反動などにより減益となった。
アジアは売上収益が2,260億3,700万円で同18.7%増、営業利益が152億8,200万円で同5.6%増。タイ、インド、インドネシアなどの生産が回復したことにより増収。利益は中国の減販影響やアジア全体で市況の悪化があったものの、その他の地域の増販効果などにより増益となった。
欧州・アフリカは売上収益が269億9,200万円で同2.8%増、営業損失が9億4,200万円(前期は39億2,600万円の損失)。利益は前期の英国子会社におけるリストラクチャリング引当金計上の反動などにより損失幅が縮小した。
また、品目別に売上収益をみると、ウェザストリップ製品は937億円で同10.6%増、機能部品は1,452億円で同8.1%増、内外装部品は3,280億円で同22.3%増、セーフティシステム製品は2,631億円で同12.4%増となった。
2023年3月期通期業績予想は、売上収益8,600億円で前期比3.6%増、営業利益430億円で同25.8%増、純利益275億円で同17.8%増を見込んでいる。
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