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2024年3月期業績

豊田合成、売上収益が1兆円超

決算 2024-04-26

 豊田合成の2024年3月期業績(IFRS)は、売上収益が1兆711億700万円で前期比12.5%増、営業利益が677億300万円で同93.1%増、純利益が514億5,400万円で同221.5%増だった。

 営業利益段階の増減要因は、増益要因が増減販232億円、合理化214億円、材料市況59億円、為替54億円、減益要因が固定費133億円、価格改定等52億円、その他47億円、差し引き326億円の増益。

 セグメント別では、日本は売上収益が4,434億円で同12.5%増、営業利益が159億円で同151.4%増。米州は売上収益が3,973億円で同20.6%増、営業利益が262億円で同64.3%増。いずれも顧客の生産台数増加等で増収、増販効果や合理化努力等により増益だった。

 アジアは売上収益が2,869億円で同3.1%増、営業利益が227億円で同36.3%増。中国の顧客の生産台数減少はあったものの、インドの生産台数増加等で増収、営業利益はインドの増販効果等が寄与した。

 欧州・アフリカは売上収益が345億円で同20.9%増、営業利益が27億円(前期は37億円の損失)。顧客の生産台数増加等で増収、増販効果や一過性要因等で増益だった。

 2025年3月期業績は、売上収益が1兆500億円で前期比2.0%減、営業利益が530億円で同21.7%減、純利益が370億円で同28.1%減を見込んでいる。価格改定や開発費等を含む固定費増の影響を合理化努力で吸収するものの、減販や市況影響等により減益とみている。

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