重点注力分野定め事業拡大へ
日東化工、中期経営計画の第1ステージ策定
工業用品 2022-04-28
日東化工は、2022年度から2023年度を実施期間とする新中期計経営計画の第1ステージを策定、発表した。
第1ステージでは、①低収益事業の販売縮小②高収益・成長事業の拡販・増販③コスト構造の改善――の3つの基本方針を実行。最終年度の2023年度には売上高36億円(2022年度予想35億円)、営業利益1億8,000万円(同1億円)、ROS(売上高営業利益率)5.0%(同2.9%)まで回復させ、安定配当が可能な経営基盤構築を目指す。
各基本方針の内容については、①では市場・顧客動向の変化に加え、事業採算性を吟味し、利益率の低い製品については生産・販売の見直しを行う。余剰社内資源にうち、活用できるものを高収益・成長分野へ振り向け、当該事業の採算性向上を図る。
②ではコンパウンド事業およびゴム加工事業で重点注力すべき分野を定め、拡販・増販の促進により事業の拡大を図る。コンパウンド事業のゴムコンパウンドでは、従前からの大口受託偏重の業態を改革し、中小型案件を拡充する。拡充については主要株主の大阪ソーダとのネットワークを活用する。ゴム加工事業のシートでは原料を社内品で供給確保できる強みを生かしつつ、国内外の協業も視野に入れながらシェア拡大を図る。マットでは生産設備の改良や要員体制を強化し増産体制を構築する。成形品では生産設備を有効活用し、新規顧客・用途向けの拡販を推進する。
③では業務効率化や合理化設備投資を推進することで、固定費削減を実施し、外部環境変化へのレジリエンスを高める。
設備投資は3億5,000万円を計画。基盤整備・合理化投資を集中的に行い、生産体制の強靭化を図り、第2ステージに向けた基盤を構築する。
なお、2024年度から2026年度に実施する第2ステージについては、第1ステージ期間中に策定を行い、決定次第公表する予定。
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