藤倉コンポジットの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)業績は、売上高が106億8,700万円で同3.1%増、営業利益が17億円で同12.8%増、経常利益が17億9,500万円で同8.0%増、純利益が13億500万円で同6.4%増だった。

 セグメント別にみると、産業用資材は、売上高が61億9,000万円で同7.2%増、営業利益が3億5,800万円で同207.7%増。

 工業用品部門は、国内の自動車関連部品および住宅設備関連部品の受注の大幅な回復により事業収益を牽引した。中国においては低迷する市況のなかで輸出品を中心に増収となり、ベトナムにおいても北米向け、インド向けの輸出品の需要が高まり増収となった。また、低調だった北米においても、緩やかな受注の回復がみられ、増収増益となった。制御機器部門は、AI向け半導体の需要増加を背景に半導体製造装置関連部品は増収増益となったが、液晶製造装置の設備投資が引き続き低調に推移し、また、医療関連部品の客先での在庫調整や製品立ち上げ遅れの影響を受けたことから、全体では減収減益となった。

 引布加工品は、売上高が8億3,300万円で同13.9%減、営業損失が1,000万円(前年同期は2,100万円の利益)。

 引布部門は、自動車関連部品の受注が若干減少したものの、電気・電子向け部材や音響向け部材が好調に推移したことで増収増益となった。加工品部門は、防衛関連製品の受注や、舶用品の小型船舶用救命浮器等の旅客船向け製品の受注が減少したことにより、減収減益となった。

 スポーツ用品は、売上高が35億7,500万円で同1.2%増、営業利益が15億4,300万円で同0.8%減。

 ゴルフ用カーボンシャフト部門は、国内市場において新商品の「SPEEDER NX GOLD」「26 VENTUS TRシリーズ」に加え、アイアンシャフト「MCI」の販売が引き続き好調に推移。一方、北米市場では一部クラブメーカーによる在庫調整の影響を受けたことから、増収減益となった。アウトドア用品部門は、主力シューズ類の販売が伸び悩み、円安等による仕入れ価格高騰の影響もあり、引き続き低調に推移した。

 その他は、売上高が8,700万円で同0.1%増、営業利益が500万円で同3.6%減。運送部門は堅調に推移したが、燃料費の高騰等により、増収減益となった。

 2027年3月期通期業績は、売上高408億円で前期比1.4%増、営業利益54億円で同11.6%増、経常利益55億円で同7.8%増、純利益38億円で同4.7%減を見込んでいる。