21社から21人が入学。85日間、ゴムの基礎を学ぶ
関西ゴム技術研修所、第64回入学式を開催
その他 2025-09-09
関西ゴム技術研修所(駒水謙二所長)の第64回入学式が9月1日午後2時から、化学物質評価研究機構(CERI)大阪事業所(大阪府東大阪市)で行われた。

入学式の様子
今回は21社から21人が入学した。これまで30人から40人を超える研修生を迎えてきた研修所だが、今年はおよそ半数の規模となった。「研修生を送り出す企業の新人採用人数が減ったことが影響してきているようだ。一方で、異業種からの中途採用者にゴムの基礎を学ぶ機会にしたいと考えて研修生を出す企業は今後増えそうだ」と駒水所長は新しい傾向を語る。研修所のスタートは、1962年の高度経済成長時代のおよそ65年前で、卒業生は2,500人にのぼり、ゴム企業の経営者や経営幹部、技術者として活躍している。

あいさつする駒水所長
駒水所長は「皆さんはゴム技術をもっと知りたいと参加された方、上司からの薦めに“ぜひ行きたい”と声をあげられた方々だ。是非その気持ちを大切にしてほしい。私達もその思いを、しっかりと受け止め、応援していく。また、研修生を派遣してくれた各企業にも感謝したい。研修では、ゴムの技術を分かりやすく理解できるように計画しており、分からないことは、講師に質問し、貪欲に技術・知識を吸収してほしい。今回からは低燃費タイヤに欠かせないシリカについても講義に取り入れ、工業用品用途への応用なども新しいテーマになっている。また、この研修所では研修生同士の横の繋がりを大切にしている。ここでの出会いは、必ず良い関係を築ける。卒業した多くの研修生が、一生の友人関係に発展している」とあいさつし、研修生を迎えた。

祝辞を述べる大阪ゴム工業会清水会長代理の水谷TOYO TIRE執行役員
続いて、来賓の大阪ゴム工業会の清水隆史会長(TOYO TIRE社長&CEO)代理として水谷保TOYO TIER執行役員と日本ゴム協会の櫻井伸一会長(京都工芸繊維大学教授)が祝辞を述べた。櫻井会長は「9カ月という長い間研修所に通い、卒業を目指す皆さんにまず敬意を表したい。今日は入学式で、まだ交流はないが、卒業式を迎える頃には企業の枠を超え、仲間意識ができてくる。こうした様子をこれまでも研修所で見てきた。是非一人も欠けることなく卒業を迎えてほしい」と語り祝辞に代えた。

祝辞を述べる櫻井日本ゴム協会会長
また、祝電が披露されたほか、事務局から研修に関する連絡と注意事項など伝えられ入学式は終了した。
休憩の後、駒水所長から特別講義「ゴム工業概説」が行われ、天然ゴムの発見から栽培、工業化までの歴史をたどり、先人から学ぶゴムについて解説し、第1回目の講義を終えた。
研修生は研修の場となる化学物質評価研究機構(CERI)大阪事業所を見学後、場所を移し、記念パーティに入り、懇親を深めた。
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