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能登半島地震で機能、免震効果を再認識

日本免震構造協会、賀詞交歓会を開催

その他 2025-01-15

 日本免震構造協会(中澤昭伸会長)は1月9日、明治記念館(東京都港区)で新年賀詞交歓会を開催した。当日は会員および来賓、報道関係者など117人が出席した。

あいさつする中澤会長


 会の冒頭、中澤会長があいさつに立ち、「2024年は正月に能登半島地震が発生し、重苦しい年明けとなった。当会では地震後に北陸信越にある免震建物の調査を行ったが、建物本体のみならず内部の設備機器にも被害がなかったとの報告を受けている。改めて、免震構造の耐震性能を再確認した。特に石川県七尾市にある恵寿総合病院には、免震構造の本館で効果を発揮し、内部の設備機器、医療機器が無事だったことに非常に驚かれた。当会では、サステナブルかつレジリエントな街づくり、都市づくりには免震、制振構造が最もふさわしい耐震技術だと確信している。

 また、昨年7月1日からは、免震研究推進機構において、兵庫県のEディフェンスの敷地内に設置したE-isolation(実大免震試験機)による『免震動的性能認証制度』が始動した。経済的かつ信頼性のある免震建物の建設に寄与するものと期待している。今後とも免震、制振構造普及のため、皆様のさらなるご尽力を賜りたい」と述べた。

 続いて、国土交通省の豊嶋太朗住宅局建築指導課長が祝辞を述べた後、日本建築家協会の佐藤尚巳会長が乾杯の音頭を取り歓談に入った。

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