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製品値上げや納期対応などで意見交換

西部ゴム商組、ホース商工懇談会を開催

その他 2018-12-06

ホース商工懇談会


 西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長)は、11月26日午後4時30分から大阪・北区堂島浜の中央電気倶楽部で「ホース商工懇談会」を開催した。同商組がこのほど実施したホース流通動態調査結果報告を行うとともに、ホースの生産状況や市況、今後の見通しなどについて意見交換した。

あいさつする岡理事長


 懇談会は小島孝彦事業委員長の司会で進行。まず岡浩史理事長が「今年は業積堅調な会社が多いが、人手不足や運賃値上げで苦労されているようだ。ホース業界では製品値上げと納期対応の2点が課題だが、商工が協力して、最終ユーザーにご理解していただけるようにしたい」とあいさつ。続いて加藤廣部会長がホース流通動態調査結果を報告した。

 それによると、ゴム・樹脂ホースとも販売状況は「横ばい」が最も多い。また物流費が上昇しているが、それを価格に転嫁しづらいという商社が多い。在庫は増加傾向にあり、これはメーカーの在庫不足と欠品があるためという指摘があった。また輸入ホースが増加傾向にあり、品質も向上していると報告された。

 その後、メーカー側から一般ホースは十川ゴムの松江耕執行役員大阪支社長、樹脂ホースはタイガースポリマーの鹿島佳明大阪支店課長、高圧ホースは住友理工ホーステックスの池田邦宏大阪事業所長がそれぞれ生産・販売の現況を報告した。

 その後行われた懇談では商業者側から、「需給が逼迫する高圧ホースの生産状況と対応策」「製品値上げへの対応」について質問があり、商工両者間で活発に意見が交わされた。

 メーカー代表として出席したのはクラレプラスチックス、弘進ゴム、タイガースポリマー、東拓工業、住友理工ホーステックス、十川ゴム、トヨックス、八興、プラス・テク、ユーシー産業の10社。

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