墨東・九州・兵庫のゴム3団体
日本ゼオンの川崎工場を視察
その他 2018-07-24
墨東ゴム工業会(堀田秀敏会長・ホッティーポリマー社長)と九州ゴム工業会(中島幹夫会長・中島ゴム工業社長)、そして兵庫県ゴム工業協同組合・青年クラブの木下勝文副代表幹事(三富商店社長)らメンバーが7月13日、日本ゼオンの川崎工場と同敷地内にある研究開発センターを視察、夕刻は横浜・中華街で老舗の聘珍樓で懇親を深めた。
当日は墨東ゴム工業会からの参加者らがまず鐘ヶ淵駅に集合、貸し切りバスでJR川崎駅に向かい九州、兵庫組などと合流、総勢40人強の参加となった。
6月下旬から7月8日にかけて西日本や中部地域での集中豪雨で甚大な被害が明らかになった中、堀田会長は「今回の合同工場見学会の開催が出来るかどうか、本当に心配した。災害を受けた地域、皆さんには心からお見舞い申し上げるが、我々は幸いにこうして合同工場見学会開催が出来ることを噛み締めたい」とその喜びをあいさつに代えた。
視察地となる日本ゼオンの川崎工場は1959年7月の設立。来年で60年を迎える合成ゴム工場で、NBR、HNBR、ACRに代表される特殊合成ゴム及び合成ゴムラテックスを製造している。2016年はおよそ8万850トン(うちラテックス70%)の生産実績を持つ。同工場、総合開発センターのトピックは昨年の7月7日に天皇陛下の行幸を賜ったこと。行幸の記念碑が設置されていた。
工場見学の前に、日本ゼオンの川中孝文執行役員工場長から、「当川崎工場は来年で60年目を迎えるが、その当時の設備が今日も現役で動いている。短い時間だが、工場と総合研究開発センターを視察いただき、当社の製品をさらに興味いただければ嬉しい」と歓迎のあいさつをした。
引き続き、会議室において工場の概要説明を受けたのち、合成ゴムなどの製造工程における第1乾燥工程や隣接した総合開発センターの各試験・分析室を見学し、視察を終えた。その後、一行は懇親会場の横浜・中華街の聘珍樓に場所移した。乾杯に際し、九州ゴム工業会の中島会長が「今回の豪雨で早々に墨東ゴム工業会様からメールでご心配と心暖まる言葉をいただいたこと、心より嬉しくそして感謝を申しあげる。今後も3団体で協力できる体制を築けていけたら嬉しい」と語り、乾杯へ。中締めとして、木下勝文副代表幹事(三富商店)があいさつを行い、にぎやかに盛り上がった親睦会となった。
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