役員改選で冨田理事長を重任
東北ゴム商組が第39回通常総会開く
その他 2018-06-29
東北工業用ゴム製品卸商業組合(冨田和彦理事長=冨田マテックス社長)は6月15日午後4時30分から、仙台市宮城野区の仙台サンプラザで第39回通常総会を開催した。
総会では冒頭、冨田理事長が次のようにあいさつした。
「国内、特に東北では次世代放射光施設の建設が現実化してきた。仙台のみの応募となり、文科省は6月に正式承認し、19年度着工、23年度運用開始が見えてきた。放射光施設計画を巡っては東日本大震災の復興を研究開発の側面から支えようと勧めてきたもので、最先端技術の研究拠点の整備は大きく実現に近づいた。当組合でもこのテーマで昨年新春講演会を実施したことでもあり、経済波及効果の期待も膨らむ。
組合活動では昨年度、念願の本格的な『商品展示会』を開催し好評を得た。今春は伊達政宗公の生誕450年を祝い、『伊達政宗のまちづくり』と題した新春講演会を開催した。この様な組合活動を通じ、会員増加につながったのは大きな成果だと思っている」
続いて経済産業省東北経済産業局、宮城県中小企業団体中央会、業界から日本ベルト工業会、日本ゴムホース工業会が来賓あいさつを行った。
その後、平成29年度事業報告・同財産目録や損益計算書等報告、平成30年度事業計画案並びに収支予算案の件などを審議し、原案通り可決承認した。
また任期満了に伴う役員改選が行われ、冨田理事長、安倍能典副理事長(星和商事社長)、小田原宗弘常務理事(高進商事社長)の三役がそれぞれ重任された。
総会終了後は懇親パーティが開かれ、弘進ゴム西井英正社長が次のように来賓あいさつした。
「メーカーからみると高圧ホース業界が一番良く、バラスト物は間に合わない状況だ。工作機械、建設機械も活況を呈し業界を押し上げている。ただ供給面をみると、人手不足で工場を回し切れていないのが現実。大口径のサクションホースなどは引き合いはあるが、供給が難しくなっている。ただ引き合いがあることはプラスで、1つひとつ形にしていくことが大事だ」
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