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東京・千代田区のホテルニューオータニで

ホース工業会が通常総会、会長に十川敬夫氏(十川ゴム)が就任

その他 2018-05-15

十川新会長


 日本ゴムホース工業会は5月10日の午後3時30分から、東京・千代田区のホテルニューオータニで2018年度通常総会・懇親会を開催した。

 総会では、各専門委員会(調査統計、技術)の業務報告、17年度収支決算報告、18年度役員選任と専門委員会委員長委嘱、同事業運営方針、同収支予算等を審議し、事務局原案通り承認した。

 18年度役員は、島田淳会長に代わり十川ゴム取締役副社長の十川敬夫氏が新会長に就任した。また副会長には住友理工の鈴木洋治取締役専務執行役員と弘進ゴムの西井英正取締役社長が、理事には東北ゴムの磯崎勇一取締役社長、横浜ゴムの多島康彦理事、ブリヂストンの東正浩常務執行役員が新たに選出された。その他の理事4人、監事2人は重任となった。

 総会後に開かれた懇親会には、関連団体から来賓として東部工業用ゴム製品卸商業組合の山上茂久理事長、日本ゴム工業会の岡本浩一総務部部長兼業務部部長も出席した。

 懇親会冒頭、十川会長が要旨次のようにあいさつした。「当工業会を取り巻く状況は、主要需要先である国内の自動車や建設機械、工作機械の生産が好調に推移し、都市部の再開発プロジェクトなど土木・建設工事の需要が期待されているが、先行きが見通せる状態ではない。実態経済を見据えながら需要動向に機敏に対応する企業の感性がより求められると考えている。

 18年1-3月のゴムホース生産・輸出入統計では、累計生産量が9,511トンで前年同期比103.9%、輸出が107億円で同100.2%、輸入が38億円で同93.3%となっており、先行きの不透明感は払拭できない結果となっている。

 この様な状況の中、当工業会では今後も世界をリードする重要な機能部品を供給するという社会的責任を果たすとともに、地球環境にやさしい製品づくりに努めていく。各方面の皆様方のご理解とご支援をお願いしたい」

 続いて東部ゴム商組の山上理事長があいさつ、ならびに乾杯の発声を行い懇親に入った。

 中締めは鈴木副会長が務め、一丁締めで締めた。

 ■18年度役員
 ◇会長=十川敬夫十川ゴム取締役副社長(新任)◇副会長=鈴木洋治住友理工取締役専務執行役員(同)、西井英正弘進ゴム取締役社長(同)◇常務理事=山本浩介

 ◇理事=磯崎勇一東北ゴム取締役社長(新任)、鈴木雅澄メイジフローシステム取締役社長、野貴彦大同ゴム取締役社長、多島康彦横浜ゴム理事(同)、中島多加志クラレプラスチックス取締役社長、中村壽昭王子ゴム化成取締役社長、東正浩ブリヂストン常務執行役員(同)

 ◇監事=天羽勝久帝都ゴム取締役社長、中村浩士櫻護謨取締役社長

 【専門委員会委員長】

 ◇調査統計専門委員会=後藤慎吾住友理工自動車用ホース事業本部副統括部長◇技術専門委員会=畑中進横浜ゴムMB材料技術部主幹

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