【特集】低燃費タイヤ開発を支える基幹技術
住友ゴム工業、「ADVANCED 4D NANO DESIGN」
タイヤ 2018-05-15
「エナセーブ」ブランドを中心に低燃費タイヤを展開している住友ゴム工業。その開発を支えている基幹技術が、2015年10月に発表した材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」だ。2017年には「Tire Technology Expo 2017」で「Tire Technology of the Year」を受賞するなど、外部からの評価も高い。
ADVANCED 4D NANO DESIGNは、2011年に発表した「4D NANO DESIGN」を進化させたもの。大型放射光施設「SPring-8」、大強度陽子加速器施設「J-PARC」、スーパーコンピュータ「京」を連携活用することで、ゴムの内部構造をナノからミクロンレベルまで連続的かつ鮮明に解析し、シミュレーションすることを可能にした。SPring-8ではゴムの構造解析を、J-PARCではゴムの運動解析を行い、京では分子レベルでのシミュレーションを行う。これらにより、ゴムの内部構造と分子の運動を鮮明に観察することができるとともに、ゴム内部のストレスや発熱が発生している箇所の特定が可能となった。「ゴムの設計、開発というのは、レシピこそあるものの、図面があるわけでもなく、これまでは中がどうなっているのかも見えなかったため、過去の開発は経験と勘に依存した職人的なところがあった。ただ、タイヤの性能を向上していくには、ゴムの原理原則を知る必要があった。ゴムの中がこう動くから、ゴムの素材がこうだから性能が良い、悪いという原理を理解し、より良いタイヤ作りに繋げていくための手段が ADVANCED 4D NANO DESIGN」(住友ゴム工業)。
-
5月9~11日、パシフィコ横浜で
住友ゴム工業、「ジャパントラックショー」にDUNLOPブース
タイヤ 2024-04-18
-
特集「防災に貢献するゴム企業」
住友ゴム工業、住宅用制振ダンパー「MIRAIE」
ラバーインダストリー 2024-04-17
-
2025年からDUNLOP直営店にて実...
住友ゴム工業、タイヤの摩耗を三次元で見える化する検知システム
タイヤ 2024-04-10
-
【人事】
住友ゴム工業(5月1日)
人事 2024-04-09
-
次世代電池の実用化に向け
住友ゴム工業、「硫黄系電池事業創出研究会」を設立
タイヤ 2024-04-02
-
「タイヤ製造における水素エネル...
住友ゴム工業、「Environmental Achievem
タイヤ 2024-03-26
-
2030年に向けた温室効果ガス排...
住友ゴム工業、温室効果ガス排出削減目標がSBT認定を取得
タイヤ 2024-03-21
-
DUNLOP「GRANDTREK AT5」
住友ゴム工業、トヨタ新型「LEXUS NX “OVERTRA
タイヤ 2024-03-15
-
8年連続
住友ゴム工業、「健康経営優良法人2024(ホワイト500)」
タイヤ 2024-03-13